【東海市 介護事故】 黙認される「介護事故」 放置される「介護事故」     愛知県東海市介護事故




父の病院へ行ってきました。

人工血管を拡げる「PTA」のオペは失敗しました。来月10月3日に もう一度手術することになりました。

「PTA」 http://www.bostonscientific.jp/templatedata/imports/HTML/PatientEducation/VascularDisease/PTA.html

相変わらず首から点滴をしていました。一応小康状態ですが、油断はできません。

点滴は2種類に増えていました。

 

病院に介護で半日いると いろいろな人に出会います。

患者さん その看病する御家族など。 皆さん、高齢の方が多いです。

お互い介護を必要とする体なのに、無理をして病院に足を運びます。

今年の夏も酷暑で、見舞い・介護も大変です。

そんな苦労をしている方たちと病院のロビーで 顔見知りになり会話をします。

まるで人間交差点、いろいろな方がみえます。

 

先日も 旦那さんが半身不随で入院している奥さんが苦しそうな顔をしていました。

(高齢の夫婦2人だけの世帯です)

理由を聞くと 旦那さんが病院のトイレに看護師に連れて行ってもらったあと

便器から車椅子に移す時に、看護師が失敗して転倒させたそうです。

その結果、旦那さんは片足の骨を骨折・・・

奥さんには、その骨折も悩みのタネなのに 病院側がミスを一切認めないのが悔しいと言っておりました。

(確かに旦那さんは半身不随ですので ひとりでは何もできないはず)

せめて「すいませんでした」の一言があれば救われる、とも言っておりました。

今は奥さんは、精神安定剤を飲んでも眠れないと話していました。

 

他にも 介護サービスで事故に遭い入院しているひとの話も聞けました。意外と多いです。

患者さんや その御家族の口コミやネットワークは、同じ境遇の人しか共有されません。

高齢で一人暮らしの車椅子の病人に 県営のエレベーターの無い5階の自宅へ帰れ、と言われている方。

看護師の不注意でベットの柵を忘れ、床に転倒して骨折した人など。

患者さんのなかには認知症の方も多く、「介護事故」の真実を自ら語れない方もみえます。

それらは、ほとんど一般世間には浮上しない話・・・
表面化してこない真実。

なぜ隠すのだろう?

世間体?

再発防止に役立てる機関は無いの?

「介護事故」の総数は、かなりのものだと想像できます。

でも ほとんど曖昧に処理されている気がします。

 

私は、父が人工透析42年なので 代わりに「身体障害者」や「要介護認定」の手続きや更新を何年も経験してきました。

人工透析は医療費が高いので「自立支援医療障害者自立支援法)」のお世話にもなっています。

これらは、国民のみなさんの税金などでまかなわれており、非常に感謝しております。

そんな経験から 私は介護福祉士ホームヘルパーになって少しでも役に立てばと思っていました。

しかし今回の介護事故で、見過ごされている「福祉」や「介護」の実態を知り、愕然としました。


   

報告しても黙認される「介護事故」、放置される「介護事故」 

そして公的機関は、何も動こうとはしない現実。

このままでは「介護事故」は、改善されないまま増え続けているでしょう。


   

私は、たまたま「福祉介護」の裏側に遭遇したのでしょうか?

知らなければ、それで良かったんでしょうか?

いや、そんな理不尽なことは許されません。


   

残念ながら 私が交渉した公的機関の方々は この状況を見直すチャンスを見逃しました。

私のチカラなど大したものではありませんが、転んでも決してただでは起きあがりませんから。

これからの「福祉介護」のために・・・